管内の農畜産物

JAうつのみや管内は、県北西部に源を発する利根川水系の鬼怒川・田川・姿川の各河川流域の平地を中心に水田が広がっており、米作りが盛んに行われています。
平成12年産米より、管内産コシヒカリの中から、食味計で厳選した米を『みやおとめ』と命名し、地元消費者を中心に販売しています。

イチゴ

昭和30年前半にダナー種が導入されて以来、栽培が本格化され、昭和47年には全国一の産地となりました。昭和60年には「女峰」、平成8年には「とちおとめ」と品種改良が続き、その大果で食味の良さから消費者の高い評価を得ています。
JAうつのみや管内でも幅広く栽培され、食味・品質とも一級品です。収穫時期は11~5月までの7ヶ月間。

宇都宮牛

古くは昭和40年代初期に飼育され、昭和47年ごろから東京食肉市場への本格的な肉牛出荷は始まり、「宇都宮牛」の名で全国10番目の銘柄牛として指定されました。
宇都宮牛は、厳選された黒毛和牛の素牛を、JAうつのみや管内の生産農家が丹精して育て上げる逸品です。近年では、JA・宇都宮牛協会が中心となり復興プロジェクトを始め「日本一の産地」を目指して頑張っています。

トマト

作型別に春、越冬、半促、夏秋、抑制の5つに分かれています。JAうつのみや管内では、これらの5つの作型別に専門部が組織され、年間を通じて出荷できる体制が整備されています。品種は、桃太郎系が8割を占めています。
このうち糖度が7度以上のトマトを「プレミアム7」として差別化販売しています。最近では大玉品種以外にも、シシリアンルージュやミディ(中玉)トマトの生産が増加しています。

JAうつのみや管内は、県内一の大産地です。JAうつのみやでは7月上旬から12月まで、「幸水」「豊水」「あきづき」「かおり」「にっこり」などたくさんの品種を栽培しています。

ニラ

JAうつのみや管内で、広く栽培されています。特に上三川地区はニラの大産地となっていて、露地、ハウス栽培にて周年出荷されています。品種は「ワンダーグリーンベルト」「タフボーイ」など。
また、宇都宮・上三川地区を中心に、ニラの花茎部分を収穫した花ニラを7月中旬から8月下旬まで期間限定で出荷しています。

キュウリ

宇都宮市・上三川町・南河内町のJAうつのみや管内で広く栽培されているキュウリは、作型別に出荷時期が異なっています。
促成(1~6月)、夏秋(5~7月)、抑制(8~10月)、越冬(11月~4月)の4つの作型で周年出荷されています。

球根・切花

オリエンタルユリの出荷をメインに年間で約120万本の生産を行うJAうつのみや。環境にやさしい農業を目指し、肥料も有機肥料を主体とし、薬剤散布も必要最小限に抑え、安心で信頼されるユリ栽培を心がけています。
平成17年4月から新集荷所へ移転し、新システム、分荷ラインの活用により、出荷情報の迅速化や省力化が図られています。

タマネギ

JAうつのみやのタマネギは、栃木県の中心を流れる鬼怒川流域西部の肥沃な台地で作られています。古くは昭和30年代からタマネギの生産が本格的に導入された老舗の産地であり、知られざる大産地なのです。
管内の栽培地は、宇都宮・上三川・南河内地区と幅広く栽培。出荷時期は5月下旬~8月上旬です。

グリーンアスパラガス

昭和63年に上三川町ではじめて作付けされた(当時生産者3名)JAうつのみや産アスパラガス。以来、生産者達が、全国の産地を視察・調査し、長期採り栽培やウォーターカーテン方式の保温技術の確立など着実に産地としての力をつけています。
『ウエルカム』という品種が主に生産されており、出荷時期は1月~10月。

きのこ

JAうつのみや管内では宇都宮地区を中心にシイタケ等の生産が行われ、周年で出荷しています。菌床栽培は、当JA管内にある3ヵ所の菌床センターで生産される菌床を培養し、ハウスや空調で栽培しています。品種は「北研607」「森冨富」が主力です。

茄子(ナス)

JAうつのみや産ナスは、宇都宮・上三川・南河内地区で栽培されています。夏から秋にかけて、太陽の光のもとでぐんぐんと育つ露地栽培ものと、冬から春にかけて施設で大事に育てられるハウス栽培ものがあります。
出荷期間はハウスナスは3~6月、夏秋ナス6~11月。主力品種には「千両2号」「とげなし千両2号」「式部」などがあります。

ねぎ

栃木県内では、宇都宮市・大田原市・下野市・小山市で栽培されています。管内全域で栽培が盛んで、夏ねぎ・秋冬ねぎ・曲がりねぎをメーンに周年出荷に努めています。
風邪の初期症状や喉の痛みなどを緩和するネギオールという成分が、風邪のウイルスに対する殺菌作用があり、風邪予防に効果的です。

春菊

JAうつのみや管内では、宇都宮・上三川地区で主に栽培されています。露地、ハウス栽培にてほぼ周年で生産・出荷されています。主力品種は「きわめ中葉」「おきく」「さとゆたか」。
JAうつのみや産シュンギクは、安心・信頼・新鮮を重視した高品質生産を徹底。消費者の確かな信頼を得るために生産者全員が研さんに努めています。

ブロッコリー

JAうつのみやでは、春ブロッコリー(出荷期間:4~6月)と秋ブロッコリー(出荷期間:10~12月)を栽培しています。主力品種は春ブロッコリー「ピクセル」「ハイツ」、秋ブロッコリー「KB-052」「ピクセル」「しげもり」。年間で約140トンを出荷しています。
高品質で食味がよく、消費者・市場から選ばれるブロッコリー産地を目指し、様々な取り組みをしています。

干瓢(カンピョウ)

栃木県のカンピョウは、全国生産量の90%を占め、本県の代表的な特産物です。生産は7~8月にかけて行われ、夕顔の実をひも状にむき、真夏の太陽熱にて2日間にわたり干しあげた乾物食品です。
JAうつのみやでは、上三川・南河内地区を中心に栽培されています。主力品種は「とちぎしろ」「かわちしろ」「しもつけしろ」です。